職員スピーチNo.46
No.4~9  No.10~19  No.20~29  No.30~39
当病院の朝礼では木、金、土曜日の週3回、職員によるスピーチを行っています。多くの職員の前で
話すことは緊張しますが、とてもよい刺激になりますし、継続して行うことで、人前で話すことにも慣れてきます。
また、スピーチの内容を整理することや、事前に準備することで知らない間に自分自身のレベルアップにも
つながっているようです。

当院看護師のスピーチです。
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看護の仕事に携わっていて最近私の周りで起きた、ほんのちょっとしたことで患者さんに喜ばれた
小さな2つの話題を紹介します。

1つは、手の処置で通院されていたFさんのこと。
ハードのコンタクトレンズが調子悪かったらしく、その日ははずしてティッシュに包んで持っておられました。

私もコンタクトの生活が長いので、その辛さがよく分かります。それで、ちょっとした気配りで小さな容器に
生理食塩液を入れ、「この中にどうぞ」と差し出すと、「えっ?」というようなびっくりした顔をされました。

その患者さんが翌日来院された時、歩いている私の肩を後ろからポンポンと叩かれたので、振り向くと、
「昨日はありがとうございました。今日はコンタクトの調子いいんですよ。」と笑顔で声をかけてくれたのです。
なぜかとてもさわやかな気持ちになりました。

2つ目は先日久しぶりに来院されたHさんのこと。
以前は、肝機能が悪いので、それを改善する注射に通ってこられていましたが、ここのところ見かけず、
久々に来院された時には、黄疸著明で、腹水も溜まっており、全身浮腫、歩行もフラフラでした。

点滴中に尿意あり、トイレ介助に行ったけれど排尿なく、胆汁様の物を嘔吐されました。
背中をさすっている時にHさんは『嫁さんにいつもしてもらっているから・・こんな汚いところをあなたみたいな
若い子に見せるのはすごく悪いなあ。申し訳ないけど、ありがたいよ。ごめんな・・・ありがとな』と何度もおっしゃいました。

本人は入院するのがいやで、点滴をしたら自宅に帰りたいと言っていましたが、「入院しないとダメよ」と促し、
緊急入院。容態が改善しないので翌日すぐに総合病院に転送されました。

その日の午後、私が人工関節の手術に付いていた時にHさん死亡の知らせを聞き、
「もっと早く来院されていたら・・・」と悲しくなりました。
そして、私にとっては、昨日のHさんとの『ごめんな。ありがとな。』というやりとりが最後の会話になりました。
亡くなられたことの寂しさと、最後に感謝の言葉をいただいたことへの喜びが交錯し、複雑な気持ちでした。

ここ最近、外来患者さんも増えてきており、忙しさも増していますが、私は少しでも患者さんに喜んでもらえる
対応をしていこうと考えて行動しています。
人の命を預っているという看護の大変さと、ほんの少しの気配りと優しさで、患者さんに喜んでもらえることの
うれしさを日々感じながら明日からも前向きに頑張っていこうと思いました。
【コメント】
仕事を通して得られた喜びや戸惑いを素直に表現した心のこもったスピーチでしたね。
Tさんの心の優しさがよく現れていました。
これからも頑張ってください。
職員スピーチNo.45

当院リハビリ職員のスピーチです。
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おはようございます。
最近リハビリでは腰や膝の痛みを訴える患者様が、特に多くなっているように感じます。
職員のみなさんも、痛みを一つや二つは持っていませんか?痛みや不快感があると仕事がはかどりません! 
・・・ということで、今日は腰と膝についてお話しようと思います。
まず、から。
膝の痛みは主に膝関節のクッションである「軟骨」が老化し、すり減ることで起こります。
症状をやわらげるポイントは2つ。
膝への負担を軽くするために、ももの筋力をきたえること
軟骨に栄養を送るために、血液の循環をよくすること
ももの周りを強化し、血行を良くする体操をして、痛みが少ない膝づくりをしましょう!

次にですが、上半身の体重を支え、体の回転の基点となる腰は、体を動かすうえで、とても重要です。
腰のストレッチはもちろん、腰への負担を軽くする背筋と腹筋を強くし、体を快適に動かせる、頼れる腰をつくりましょう。

みなさん、リハビリ室にこられた時に、リハビリ室の壁に貼ってある体操のポスターを見たことはありますか?
実は、そのポスターの中から膝と腰に関係のあるものを紹介しましました。

ポスターにはこの他にも、肩こりやリウマチなどに対しての体操やストレッチなども載っています。
時間がある時などリハビリ室に来て、ポスターをみながら体操していただいて、みなさんの仕事が
快適になれぱ、と思います。ぜひお立ち寄りいただき、参考になさって下さい。

話は変わりますが、リハビリでは、患者様により良いリハビリを行っていただけるように色々な案を出しながら
常に業務改善に取り組んでいます。
その中で最近改善した2件を紹介したいと思います。

自転車訓練を行っている患皆様で、思うようにペダルを踏めず、ペダルから足かすれ落ちて
しまう方がいらっしゃいます。
初めはずれ落ちるたびに足を乗せ直し、時間いっぱい自転車をこげなかったので、
仮止めにガムテープで固定するなどしていました。色々試しましたが、布のベルトを活用し
固定することで、足はずれ落もないし、スタッフも簡単に付けはずしができ、患者様にも
時間いっぱいまで安全に訓練していただけるようになりました。
何よりガムテープよりカッコイイ!と思います。

入院患者さんでハルンバッグを使用している人に布でカバーを作ったことです。
周りに人がいる中で透明なバッグに自分の尿を入れ持ち歩くのは、とても恥ずかしく、
周りの方にも不快な感じを与えると思います。
そこで少しでも改善できるように、手作りのカバーをつくりました。
これで快適になることうけあいです!

このような物作りは割と楽しく改善につなげていけます。
もし何か他にもいい案があれば、職種を問わず意見交換ができたらいいと思います。

【コメント】
病気の話題や日頃感じていること、そして、患者さんに喜んでもらうために様々な工夫をして取り組んでいる様子が
しっかり伝わってきました。
明るくてはきはきとしたスピーチは朝から皆に元気を与えてくれます。これからも頑張ってください。
職員スピーチNo.44

看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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4月18日に行われた福山外科学会の「外科領域における深在性真菌症をどう考えるか?」
というテーマの勉強会に出席しましたので報告します。

外科の合併症として、術後などに抗菌薬の効かない38度以上の発熱が5日間以上続くときには、
真菌の感染が疑われます。真菌の中でもカンジダが代表的であり、占める割合も多いとのことです。

この合併症の治癒後に眼内炎で失明するという症例があったそうです。
一見何のつながりも無いような関係に見えますが、真菌症に対する適切な処置が迅速に
行われなかった症例で、訴えられ、過失が認められて医療側が敗訴した例もあるそうです。

術後に物が見えにくい、目がかすむなどの訴えがあった場合は、よく観察し、主治医に報告する必要があります。

なぜ真菌症が起こりやすいかというと、カンジダにはフィブリノーゲン結合因子というものがあります。
エラスターやTPNにより挿入されたカテーテルの表面は血管内に入ると速やかにフィブリンで覆われるそうです。
このフィブリンがカンジダの定着する格好の場所になるそうです。
特にハイリスクなのは、
①抗菌剤を3種類以上使っている。
②抗菌剤を7日以上使っている。
③プレドニンを使用している。
④静脈カテーテルを入れている。
以上のような場合は要注意です。

疑いがあるケースは、血液培養等の検査で確定診断する必要があるそうです。

『術後の発熱と眼科的な訴え』というつながりのなさそうなことでも、これからよく観察して報告するという
必要性を感じた意義ある勉強会でした。

【コメント】
勉強会に出席して学んだことをまとめてさっそく皆の前で披露してくれました。
都合で出席できなかった職員も参考になったようです。
講演会で習得したことをすぐに仕事に生かそうとする前向きな姿勢が感じられた素敵なスピーチでした。
職員スピーチNo.43
放射線技師のスピーチをまとめたものです。
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放射線という言葉を聞いて「恐ろしい」とか「人体に悪影響がある」というような印象をお持ちの方が
多いのではないかと思いますが、実はこうしている間にも放射線によって皆さんは被ばくをしています。

原因は、宇宙から降りそそぐ宇宙線であったり、大地からの放射線であったりします。
実は建造物の中や人体の中にも極微量ではありますが、放射性物質が含まれていますので、
常に被ばくしているような状況にあります。

これら自然に浴びる放射線のことを「自然放射線」といい、年間で約1 mSv存在するといわれています。
それがどのくらいかというと、検診などでおこなう胸部のレントゲンが1回0.15 - 0.3 mSvといわれています。
もちろん、一言に放射線といってもさまざまな種類がありますので単純に計算はできないのですが、
自然放射線だけでも年間でその4 – 5倍を浴びていることになります。

また、非常に面白いのは都道府県によっても自然放射線の量が違います。
最も多い県は、岐阜県で約1.13 mSv、逆に最も少ない県は、神奈川県で
約0.75 mSvといわれています(参考:森内和之著『放射線ものがたり』)。
ちなみに広島県は1.00mSvといわれています。
【コメント】
難しいイメージのある『放射線』について、よくまとめて発表できたと思います。
専門職以外の職員にもとても分かりやすく理解できる内容でした。
職員スピーチNo.42
看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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先日退院した患者様からお手紙をいただきましたので、紹介いたします。

看護師の皆様へ(原文のまま)

“今日、やっと退院することになりました。
長い間いろんな我儘を言いましたが、皆様方は一度もいやな顔をなさらず、優しい言葉と
笑顔で対応していただきました。心より感謝申し上げます。

私は病気は医者が治すものと思っていました。でも、私の心と気力は看護師の皆様に
治していただいたと思っています。
いつも「大丈夫よ!」「きっとよくなるからね!」と笑顔で励ましていただくと、
自分でもその気になり心が安らぎます。
どうか皆様方の今後の活躍を心よりお祈り申し上げます。”

この手紙を私たちに残してくださいました。
毎日時間に追われて仕事をしている私たちですが、このように思って下さる患者さんも
いるんだなぁと、熱いものを感じました。
と同時に、技術、知識はもちろんのこと、私たちが少しでも患者さんの心を癒す手伝いが
できるよう頑張っていきたいと思っています。
「満足した1人の顧客は4人にその事実を知らせる」
「不満足の場合は10人にその事実を触れ回る」
といいますが、私たちの責任の重さを改めて感じさせられました。
【コメント】
患者様から実際にいただいたお手紙の内容を披露してくれました。
短いスピーチの中に、看護という仕事をしている人間としての喜びと、感謝、前向きな姿勢が感じられました。
職員スピーチNo.41
栄養科職員のスピーチをまとめたものです。
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栄養科で働いていて感じたことをお話したいと思います。

私はこの病院に勤務して1年半になりますが、入った当初から『素晴らしいなあ』と感じていることがあります。

それは、私自身、直接調理にたずさわることはないのですが、側から見ていて、『何どきも手を抜かずに、
すべて手作りでお料理を提供していこうとする姿勢』です。

毎日の食材には新鮮な野菜、肉、鮮度のよい魚はもちろんのこと、味噌汁はいりこでだしを、スープは
鶏がらで取ります。
おはぎを作るににしても、小豆を煮てあんこから作る。化学調味料は使わない等など、そういう自然の
ものを生かして食事を作るという気持ちがすごいと思いました。

今の時代、加工食品や、何でも出来あいの物が手に入るのに、あえて『手作りで』という心構えは、
『食は命なり』の言葉通り実践しているように思えます。私も、このような取り組みや心構えを見習い、
家庭でも取り入れていきたいと感じました。

【コメント】
「人間の体は食べ物でできている」と言います。そのくらい食事は大切なもの。
当院栄養科はこの考え方が徹底しているようですね。
職員スピーチNo.40
看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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先週2月16日に、『感動』をテーマに放映されたあるテレビ番組を観て感じたことについてお話します。

タイトルは『もう一度白衣を着たい』(実在の方のお話)です。その方をA子さんとしてお話します。

現在は在宅看護師として日々活躍されているA子さんの15年前の出来事です。

A子さんは呉のある総合病院で勤務していました。ある日、乳房にしこりがあるのに気づき、診察の結果、
大学病院へ紹介され、入院となりました。詳しい検査の結果、乳がんが肝臓、腎臓に転移していて、
家族には余命3ヶ月の命であると告げられたそうです。

医師から、「希望を持って治療してください」と言われ、A子さんは家族のため、自分のために新型の
抗がん剤治療を受けることにしました。そして、想像していたとおりの副作用も現れました。

嘔吐、四肢の硬直のため、ナースコールも押せないほどの苦痛の状態が続きました。その時、
自分が患者の身になって初めて患者さんの痛み、つらさが分かったそうです。そして、日頃、
患者さんに声をかける時に『頑張ってください』『我慢してください』と言っていたその言葉が、
自分にとっては肉体的にも精神的にもつらく、重い言葉だと気づいたそうです。

A子さんも身近に接する看護師の言葉や態度、そして家族の絆によって病気と闘う勇気をもらい、
何でも前向きに日々を過ごそうと決意されたようです。そしてベッド上でA子さんは、苦しい
闘病生活で学んだいろいろな経験を生かし、『もう一度白衣を着たい』と強く思ったそうです。

そして奇跡が起こりました。1年3ヶ月ぶりに看護師として復帰されたのです。
『人の心にこそ神がある』『強い精神力と情熱』まさしく病は気からです。本当に感動しました。
この時、私は思わずテレビを観ながらA子さんに拍手してあげました。

患者さんに話しかける言葉には、今まで以上に、勇気とか思いやりの言葉をかけてあげられる位の
心の余裕を持ちながら仕事をしていきたいと心から思いました。

【コメント】
強く願い続け、奇跡を起こした看護師さんの話題を取り上げた、感動的なスピーチでした。
「今まで以上に・・・心の余裕を持ちながら・・・・」という最後のコメントに思わずうなずきました。
これからも頑張ってください。
職員スピーチNo.39
No.4~9  No.10~19  No.20~29  No.30~39
看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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昨年の11月の終わりに、アキレス腱を切り、入院させていただきました。その時、看護を受ける
立場になり、気がついたことをお話したいと思います。

ベッドにいると、床頭台の上や、ベッドの周りのほこり、床のゴミがとても目に付きました。普段、
看護師として仕事をしていると、目の前の仕事を終わらせることにばかりを考え、私自身も仕事の
時には気づかなかったことだと反省しました。

平日の午前中は、清掃業者の方に床掃除はしていただけるので、気持ちよく過ごせるのですが、
ベッド周りや床頭台の拭き掃除は大変です。
毎日しなくてもいいのではないかと思いがちですが、布団があるせいか、毎日してもすぐに
ほこりが積もり、気になるようになります。

日曜日は床の掃除も入らないので、本当によく目に付きました。日曜の昼過ぎからの面会時間に
友人が来るたびに、ゴミ箱にゴミがたくさんあると気になるので、私は自分で捨てに行ってい
ましたが、ゴミ捨てや、ベッドメイクなどが自分で出来ない患者さんはしてもらいたくても、忙しくしている
職員には言い出しにくいと思います。

自分たちの仕事は患者さんへのケアや、身の回りのお世話全て、患者さんのために行っている
ことを考えると、「これらのケアを患者さんはどんな時にしてもらいたいのだろうか?」と常に
考えることが大切で、「以前からこのようにしているから」、「いつもこのようにしている」等と
漠然と行うようでは進歩がありませんし、患者さんへのサービス向上にもつながりません。

今後は、ひとつひとつの作業をもっと考えて取り組んでいきたいと強く感じました。

【コメント】
怪我をしたことで、自分自身が看護する側から看護される側になったことを通じて気づいたことを
今後の仕事に生かそうというとても前向きな姿勢が表れたスピーチでした。
職員皆がこのような意識を持つことが大切ですね。
職員スピーチNo.38
栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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今日はPEMについてお話したいと思います。

PEMとは、低栄養状態の中でも特にたんぱく質、エネルギーの欠乏が複合して起こる栄養不良のことで、
マラスムス型クワシオルコール型の2種類に分類されます。

マラスムス型は、エネルギーとたんぱく質の両方が欠乏している状態で、エネルギー源が体外から
供給されないために、体たんぱくがエネルギーとして使われ、結果的に体重が減少することをいいます。

クワシオルコール型は、エネルギー源は十分にあるが、たんぱく質は著しく欠乏している状態のことで、
血中のAlbは低下し、浮腫はみられますが、体重減少はほとんどみられない状態をいいます。

臨床の現場では、この2つの混合型が多くみられます。PEMに陥ると、免疫力や体温維持能力が低下し、
風邪などの感染症にかかりやすくなります。また、筋力低下や、うつ状態、反応の鈍化につながり、
QOLの低下に影響します。

PEMを回避するためにも、適正なエネルギーとたんぱく質、そして代謝に必要なビタミンやミネラルを
バランスよく摂取することが大切です。そして体重測定や、日々の食事の摂取量の変化などから、
低栄養状態にある患者様を早期に発見し、介入していくことが重要であることが分かりました。

今後、SGA(主観的包括的栄養評価)の導入により、PEM状態の患者様をいち早く発見し、
NSTの介入が出来るようになればと思います。
【コメント】
当院ではNSTを立ち上げ、医師や栄養士、看護師などが中心となり積極的に活動しています。
NSTは、Nutrition Support Teamの略語で、それぞれの患者さんや病気に対して適切な栄養管理を行うための、
病院内のチーム(栄養サポートチーム)のこと。
今日のスピーチは栄養士として学習したことをスピーチに取り入れてくれました。
職員スピーチNo.37
当院職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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朝晩の気温差が激しくなり、体調を崩されている方を多く見かけるようになった今日この頃。
皆さんの周りにも多いかと思います。

昨晩、主人と朝礼スピーチの話をしていたところ、寒くなり、空気が乾燥してきて増えてきたのは
「風邪」ばかりではなく、最近火事も多いとの話になりました。

主人は市内の消防団員で、自宅では消防無線を24時間聞いています。確かに、最近では出火報を
日に数回耳にします。
多い日では4~5件聞いています。もちろんこの回数は、仕事から帰り、寝るまでの数時間にです。

昨晩、「今日は出火報、聞いてないね」と聞くと、一昨日の9日~15日まで、秋の火災予防運動が
実施されているとのことでした。
各消防団の管内を団員が消防車で巡回し、広報活動を行っているようです。

皆さんの中にも見かけた方がいるかもしれません。
ちょっとしたことでもこんなに効果があるものかと感心しました。

12月発行の「広報ふくやま」に女性消防団員を一般公募する記事が掲載されるという話を聞きました。
安全衛生法の関係で、直接火事現場での消火活動はできませんが、後方支援・広報活動等が主な職務のようです。
他の自治体に遅れ、やっとの発足とのこと。興味のある方は是非見て応募してください。


職員スピーチNo.36

栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。

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今月の糖尿病教室では、食事療法について勉強する予定ですが、その中で低カロリー甘味料を紹介したいと考えています。

糖尿病の食事で使われる甘味としての砂糖の量はきわめて少なくなります。

砂糖などの甘いものには心をほっとさせる効果や、疲れを取る効果があります。甘いものを我慢し続けることはストレスになり、心の健康にもよくありません。そこで、低カロリー甘味料をうまく料理に取り入れることで、カロリーを気にせず、甘味をとることができます。

最近、スーパーや薬局でよく見られる低カロリー甘味料は、パルスイート、ラカントS、マービーなどです。
パルスイートのカロリーゼロは砂糖の3倍の甘さを持ちますが、カロリーがなく、自然な甘さで、加熱料理に強い甘味料です。
ラカントSもカロリーはゼロですが、ウリ科の植物である、羅漢果から生成されており、独特な風味を持つ甘味料です。また、マービーは、粉末と液体のものがあり、これらは砂糖に比べて、45%のカロリーダウンになっています。

これらの甘味料が糖尿病の方の食事療法を長く続けられる手助けになっていけるように一緒に勉強していきたいと思っています。

職員スピーチNo.34
当院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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ある病院の「接遇の5原則」という記事を読んで、大変参考になったので皆さんに紹介します。
①あいさつ
あ・・・・・あかるく、さわやかに
い・・・・・いつでも、どこでも、誰にでも
さ・・・・・さきに相手より
つ・・・・・つづけましょう
②笑顔、表情
笑顔はお金のかからない最高のおしゃれ。毎日の忙しい仕事の中で、無表情になっていませんか?
常に人に見られているという意識を忘れないようにしましょう。
~笑顔は自分のために~
③態度
態度の良し悪しは病院の品格を決めます。あなた一人をみて病院のイメージを決定させます。
院内で働いている人たちの振る舞いなどは、全てみられているという意識を忘れないようにしましょう。
④言葉づかい
言葉の大切さ。言葉はあなたそのものです。言葉はあなたの生き様や、心のありようがでてきます。
あなたの心が言葉を通して相手に働きかけます。あなたの言ったひと言が、ある時は人を励まし、
ある時は人を傷つけてしまいます。一度口から出た言葉は、その時は訂正できたとしても、相手の心に
深く残ります。自分が何を言ったではなく、相手にどう受け取られたかを感じる気持ちを大切にしたいものです。
⑤身だしなみ
おしゃれは自分のため、身だしなみは人のため。病院職員にとって、一番大切なことは、清潔感です。
ナースシューズの汚れのチェックを忘れずに。
身だしなみのポイントは、清潔感、品格、控えめ、健康的、とありました。

どれをとっても今の私にとっては出来ていないことばかりです。
今日から、一つでも改善できるように心掛けたいと思いました。
職員スピーチNo.33
当院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。

当院で毎週行われているリハビリカンファレンスでは、今週からクリニカルパスについて本格的な勉強が
始まっており、皆で協力しながら少しずつ作成していこうということになりました。
ケアや看護の統一には、クリニカルパスが必要であると前々から思ってはいても、いざ作成するとなると、
とても難しく、出来上がって使うことしても、今までの記録はどうなるのか?など、いろいろな問題が出てくる
と考えられます。

クリニカルパス作成の本を読んでいて、その基本のところに“クリニカルパス作成に向いている
キャラクターの人”とは、という部分がありましたので紹介します。

①組織の変革が出来そうな活動的な人
②参加する職員の自立性を促すことが出来る人
③コミュニケーション能力の高い人
④従来の方法や、既成概念にとらわれない自由な発想や、柔軟性のある人
です。
私もこのようなキャラクター近づけるよう努力しないといけないんだと思いながらも、新しいことを始めるには
とてもエネルギーが必要で、不安でもあります。中でも、運営に際して、他部署との連携が必要不可欠であり、
コミュニケーションを高める努力がとても大切だと考えています。

繰り返しになりますが、医療の現場で、患者さんによりよい医療を提供するために、私たち職員は、
同じ部署の人だけでなく、他の部署の人とのコミュニケーションを上手にはかりながら、仕事を進めて
いかなければなりません。私も頑張りますので皆さんも協力お願いします。

職員スピーチNo.32
栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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先日、インターネットで「食のユニバーサルデザイン」について書かれているものがあったので、紹介したいと思います。
ユニバーサルデザインとは、身体に障害のある方や、児童、高齢者を含めすべての人が使いやすいように工夫されたデザインで、バリアフリーを一歩進めたものと位置づけられています。
「食」の場では、食器やはし、スプーンなど幅広く開発され利用されています。
コップやお皿にいたっては、介護用のものとは思えないほどデザインも洗練されており、普通に見えます。

ちょっとした工夫で、例えば手指が曲げられない人でもコップが持てたり、片方の手でもお皿の中の食べ物が簡単にスプーンですくえたりするので、実際に使ってみるととても感動します。

そのような中、全国のいたるところで、食べ物自体にもユニバーサルデザインがあってもいいのではないかという動きが見られているようです。“今まで義歯の人や、噛む力の弱い人が敬遠していたような食材や料理も進んで食べてもらいたい”ということが目標だそうです。
高齢化社会が進む中、食器と料理の2方面から「食のユニバーサルデザイン」の開発を様々な分野に携わる人々で行い、高齢者のQOLを向上していけたらと思います。

先日行われた、糖尿病友の会“オレンジ”の食事会ですが、患者様からは、見た目にもボリュームがあり、美味しかったという声をたくさん聞くことができました。患者様同士の交流の場にもなり、楽しい食事会になりました。
来月の食事会でもご協力よろしくお願い致します。
当日のメニュー 西病棟2階食堂にて
職員スピーチNo.31
リハビリ担当職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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今回もリハビリテーション部の最近の状況についてお話したいと思います。まず、業務改善として変更になった点が3つあります。

1つは、リハビリ室で杖の管理をするようになったことです。
杖に番号をつけ、大石病院のロゴシールを貼り、杖貸出し台帳を書くようになりました。本数や番号で管理するようになって、貸し出すとき、返却の際スムーズにできるようになり、在庫確認など管理しやすくなりました。

2つめは、リハビリされる新患の方に物療の説明書と、リハビリでよく聞かれるQ&Aやリハビリの時間などリハビリの流れを案内する、新患案内の用紙を2枚お渡しするようになりました。
用紙を渡すようになってからは、患者様にご理解、納得をしていただいたうえでリハビリを行ってもらえるようになったと感じています。

3つめは、リハビリカードが新しくなりました。
少しサイズは小さくなりましたが、字の見づらい方などには、大きく印をつけるなど、工夫しながら患者様に慣れていただいでいます。

~~ここで最近数ヶ月のリハビリ患者数の推移について紹介がありました~~

リハビリ人数の推移を調べてみて、数字は順調に伸びてきていますが、増改築の物珍しさがそろそろ薄れ、これからが本質を問われる時だと感じました。忙しいからといって、サービスの質を落とさないよう、これからも業務改善を行い、質のよいリハビリテーションサービスを提供できるようがんばっていきたいと思います。
職員スピーチNo.30
当院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。

前回 私がスピーチした時、近い将来、インターフェロンの自己注射が出来るようになるかもしれないとお話しましたが、スピーチが一回りする間に それが実現していて、医療の進歩の早さに驚いています。

今年の4月からC型肝炎のインターフェロン自己注射が保険で認められることになりました。調べてみてわかったことですが、多発性骨髄腫、慢性骨髄性白血病、ヘアリー細胞白血病、腎癌にはその前からインターフェロンの自己注射がされていました。

ベタフェロンという名前のインターフェロンには、糖尿病のインスリン注射のような補助具もあります。注射の仕方は、インスリンと同じで、注射部位をもまないのも同じです。週に2~3回の注射をしている人が対象なので、ペグをしている人は対象にならないかもしれません。保険点数は糖尿病に準じて一括の自己注射管理料で請求します。

血友病でも自己注射がされていました。
血友病では、出血を止めるための凝固因子が欠乏しているので、その第8か、第11因子を補充療法として自己注射することにより、健常人と同じ止血能力に改善させることが可能です。出血している時だけでなく、予防として定期的な投与もしています。

他に、蜂毒によるアナフィラキシーショック対策の為のエピネフリンも今回認可されました。保険はまだきかないので、1万5千円~2万円かかるようですが、エピペンという名前で、緊急に使用できるよう、ペン型で、安全キャップをはずし、太ももに直角に突き立てると、中から針が出て バネの力で注射される仕組みになっています。森の中で、仕事している人には、命を守るための有難い認可だと思います。この処方は、指定の講習会に参加した医師に限られていて、福山では3人います。

ピーナッツやそばなどのアナフィラキシーショックに対するエピネフリンの自己注射に関しては、残念ながら、今回の認可は見送られています。

以上の自己注射によって、期待できる効果は、患者さんの病院に来る時間の短縮や、出張 旅行を含めたQOLの拡大により、継続治療の中断を減らせる事で、症状の悪化を防ぐことができます。
今はまだ症例がありませんが、当院でもインターフェロンの自己注射が取り入れられる日も近いと思います。これからの情報に注目が必要な分野だと思いました。
職員スピーチNo.29
No.4~9  No.10~19  No.20~29  No.30~39
当院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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8月27日に開催された、オレンジ夏祭りを無事に終えました。多くの患者様に参加していただき、皆さんにとても喜んでもらったことは、本当に良かったと思っております。特に栄養科の方は大変だったでしょう。関係者の皆様お疲れ様でした。

糖尿病は自覚症状が少なく、ひどくなってから病院にこられるケースというのがとても多い病気です。そのため、治療していてもうまく血糖コントロールできずに入院するようになってしまう方もいらっしゃいます。
無意識のうちに私たち看護師は、患者様に対して「医療側の方針に従ってもらえれば病気は良くなる・・・」「このようにしてもらわないと治療してもよくならない・・」などと口で言うのはとても簡単ですが、患者様に強いてしまっているように感じることがあります。

看護師は患者様の病気が良くなるための手伝いをするのが仕事です。心底からの訴えをどれほど引き出すことができるか・・・・。患者様が自分の病気を受けとめ、治療しようとどこまで納得しているのか・・・。と患者様の立場に立った看護を深く考えていかなけらばならないと思います。

そして、自分から積極的に糖尿病と取り組めるよう働きかけ、その患者様が一番良かったと満足できるような日々であるよう援助していきたいと心から願っています。
職員スピーチNo.28
栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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楽しく仕事が出来る人は何処が違うのでしょうか?英会話の力や、経済・ビジネスの知識、数字に強い・頭の回転が速いなど、こういう
能力的なことももちろん関係していると思いますが、一番大きなウェイトを占めているのは「コミュニケーション能力」が高いかどうかで楽しく仕事が出来るかどうかが決まってくるような気がします。

相手の気持ちの変化を読み取り、それに素早く対応出来る人。こういう人は有能な人を味方に付けて、余計な敵を作らず、スムーズに仕事を進めることが出来るので、ストレスが少なく、結果が出るからもっと好きになり、大きな仕事も自分の裁量でやれるようになるのだと思います。

職種に限らず、楽しく仕事をされておられる方は、生き生きとしてらっしゃいますし、やはり私にとって魅力的で、憧れます。自分もそのような魅力ある人になりたいと思っており、一つの手段として日ごろから人と会ったり会話したりする時も、ただ会ったり会話したりという“時間しのぎ”や”楽しかった”という想いだけでなく、この人から何か得ようという意図を持ってその人に臨むことを心掛けております。

先日、専門学校に通っていた先輩と12年振りに会ってお昼を共にしました。昔の出来事や、勉強した事、お互いの仕事の仕事や子供の事など話をし、あっという間のひと時でした。先輩との話の中で得たことは、人と人との付き合いは“ギブ&テイク”で成り立っている。
自分がギブできる以上のものはテイクできない。だから最初はギブを大きくして、ギブ&ギブと思うくらいでちょうど良い。そして相手が何を求めているのか見抜いて、そこに自分のキャラクターをうまく味付けして対応すれば自然に二兎が集まって、魅力ある女性になっていくと思うよ。何処までやったかではなくて、何処までできるかだよ。そして、“努力は素質を上回り、気力は実力を超える”と。

頭の中では理解できていてもそれを日常生活の中で育み、自分のものになるまでには大変な努力と月日がかかると思います。だけど、貴重なわずかな時間で先輩から頂いた最高のプレゼント。今日の一日は自分の一生とも言うけれど、二度と同じ月日は戻ってこないのだから一日一日を大切にして前向きに頑張っていくのみ・・・。と気合をもらい、つながりに感謝しております。

 さて、話は変わりまして、副院長先生、突然ですが、以前朝食をお召し上がりにいらっしゃった際、いつもニコニコ今日もお元気と、私は副院長先生の笑顔で元気の“気”を頂いておりました。最近笑顔がお見受け出来なかったので、ご多忙な毎日でお疲れなんだなぁー。と思う反面、とても残念に思っておりました。が、3日前の昼食時には、とってもさわやかな笑顔をされておられましたので、内心“ホッ”と致しました。

日経病院ランキングの本では、調査項目の一つに患者に優しい対応をしているかどうかという項目が入っています。また、ホテルや百貨店などから講師を招いて職員の接遇研修を定期的に行っている病院もあるようです。一般企業でいえば、企業同士の取引が成功した時、その成功要素の半分は接遇による。といわれる程です。接遇の原点、笑顔。笑顔は患者に優しい診療の第一歩だと思いますので、どうかぜひこのまま笑顔を振り撒いていただけたら大変うれしく有難く思います。

職員スピーチNo.27
栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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私が大石病院に勤めさせていただき、早くも3ヶ月が経ちました。勤務当初は、恥ずかしながら、勉強不足ということもあり、献立を立て、発注するまでに考え込んでしまうことも多く、なかなか思うように事務処理ができませんでしたが、皆様にあたたかい指導をしていただき、最近は少しずつではありますが、仕事のペースが分かってきたように感じています。

しかし、まだまだ勉強して覚えなければならないことも多く、頑張って努力していきたいと思っています。

病棟の患者様のところに指導に行ったときなど、もっとしっかりとした答えを返せるよう、自分に自信が持てるくらいに、レベルアップしなければと考えています。少しでも早く患者様に元気になってもらいたいという気持ちを忘れず、一つ一つの仕事を丁寧にこなしていきたいと思います。これからもご指導よろしくお願いいたします。

職員スピーチNo.26
栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。

今日は「ハリスベネディクトの式」というものについて紹介したいと思います。

この式は、必要エネルギー量を算出する計算式の一つで、現在当病院のNST対象の患者さんのエネルギー量を算定する際に用いています。

まず、男女別の計算式に、年齢・身長・体重を当てはめて基礎対処量を算出します。これに活動係数(ベッド上で寝たきりの患者さんであれば1.2を、それ以外の方であれば1.3をかけ、必要応じてストレス係数)をかけています。

この式の利点は、従来の現体重や標準体重に25~30kal/dayをかけた式に比べて、多くの情報を式に組み込めるので、より正確な必要エネルギー量を算出できるのです。しかし、日本人を対象として作られたものではないので、実際の基礎代謝量よりは少し多めの値になるようです。
エネルギーの計算方法は条件によって適切な方法が異なってくるとは思いますが、基礎代謝量から、摂取エネルギーを算出することは自然で理にかなっていると思います。紹介した計算式などについて興味のある方は声をかけてください。

男性  66.5+(13.8×体重)+(5.0×身長)-(6.8×年齢)
女性 655.1+(9.6×体重)+(1.8×身長)-(4.7×年齢)

職員スピーチNo.25
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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病院も、1.2階部分の改築が終わり、外来部門はいろいろな機器の配置や、動線が変更になりました。そのため、患者さんの誘導の仕方などが変わりましたが、最近では少しずつ慣れてきて、私たち外来診療部門のスタッフの仕事も軌道に乗りつつあります。
しかし、まだ戸惑っている患者さんも時々見受けられるので、私たち職員は、今まで以上に目配り、気配り、心配りを行っていかなければならないと思います。
私自身、今後も挨拶や声掛けを大事にしていくこと。そして、注射や検査などにたずさわる時も、説明を十分にし、納得して頂いた上で受けてもらえるように心がけたいと思います。

話は少し変わりますが、増改築で建物が広くなった分、節電することも大事だと思っています。無駄なエネルギーを節約することは病院にとっても、地球や人類にとってもよいことですから。小さなことですが、例えば、外来診療がない時間帯、使っていない診察室や検査室など、こまめに電源を切るようにしています。各部署でも気をつけてみてください。

自分自身、経験が浅いため、未熟な点がありますが、ひとつひとつ丁寧に、任されたことはきちんとこなし、先輩の助言を大切にしながら今後とも努力していきたいと思います。

職員スピーチNo.24
リハビリ担当職員のある日のスピーチ内容をまとめたものです。

今日はリハビリテーション部の最近の状況についてお話したいと思います。

5月16日にリハビリテーション室に器械がそろい、半月が経とうとしています。大きく変わったことは、リハビリの時間が変わったことと、
整理券を使うようになったこと、そして、従来の電気治療だけでない「運動療法」という治療方法が始まったことがあげられると思います。

リハビリの時間は午前9:00~13:00まで、午後15:00~18:00までになり、入院の患者様も、外来の患者様も、一緒にリハビリ室で訓練を行うようになりました。入院の患者様には、少し戸惑っている方もいらっしゃいましたが、それもだいぶ慣れてむしろ外から来られる患者様が刺激になると、おっしゃる方もでてきました。

次に整理券についてですが、困難はありましたが順調な滑り出しができました。整理券制度を取り入れたことにより、順番を守っていただけるようになり、少しの待ち時間も納得していただきやすくなりました。
始めてからもうすぐ3週間になりますが、最初と比べてみなさん気持ちよくリハビリをうけて帰られるようになったと思います。

運動療法については、運動療法される患者様も増えてきて、リハビリ室の雰囲気が以前より活気がでてきたように感じます。私が入社して2ヵ月がたちますが、この2ヶ月間たくさん勉強になることばかりです。これから私自身、直さなければならない点、勉強しなければならない点、たくさんあるように感じます。みなさんにご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いします。

職員スピーチNo.23
栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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新しくなった厨房について紹介します。

厨房は保健所の方の指導により、衛生上各部屋の仕切りがしてあります。履物は厨房、洗浄室、下処理室、休憩室、院内用と各部屋ごとに履き替えるように指導があり、大変ですがこれを期に習慣づけていくよう努力しています。

職員の皆さんにお願いがあります。厨房に用事があって来られた時、入り口の前室にスリッパがあるので、履き替えていただいて、配膳室のドアを開けて用件を伝えてください。配膳室、厨房内は毎月検査を受けて異常がなかった人だけが入室できるようになっているのでご協力よろしくお願いいたします。

調理機器のほうもオール電化になって1ヶ月が経ちました。現場の職員もだいぶん新しい機器に慣れてきましたので、これからも創意工夫しておいしい料理を提供したいと思います。

職員スピーチNo.22
栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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 私たちの部署、栄養科は病院改装後、本館に移ってから早くも2週間が経ちました。

新しい設備に囲まれた中で仕事をしておりますと気持ちまでもが新たになり、心機一転でスタートを切らしていただいています。
 病院が新しく大きくなったので“節”の時だと思い、今までの勤務中の自分を振り返って見つめてみました。私の場合、栄養科の雰囲気を明るくして、自分と周囲との関わりを好ましいものにしようと思って面白おかしく喋っていた勤務中の私語。自分ではコミュニケーションを図っているつもりの私語でしたが、間違いに気づいたのです。

 以前、私が読んだ本に、「孤独実験」というタイトルの本があり、それによりますと、“完全に音を遮断した空間に閉じこもり、何日過ごせるか?”という実験のことが書かれていました。
食べるものはあるし、眠るのも自由、何をしても良いけれど、だだひとつ、人と話ができない。この状況の中で大半の人は3日目に幻覚や幻聴を訴え、なかには発狂寸前に到る人もいるという。人は他者とのコミュニケーションがなくては生きられないことがこの実験からも
分かりますが、私はこうした本を通じてコミュニケーションの大切さを知り、自分が今まで体験した中、職場のコミュニケーションもイコールだと思っておりました。

 本来、職場でのコミュニケーションとは・・・?。
自分で答えを出しました。それは従来通りの挨拶にプラスワンした笑顔。
「ありがとうございます」「すみません」の一言に笑顔を積もらせていくことで、人の気持ちが明るくなり、職場内の雰囲気も明るくなっていくのだと。

ひとつの節目として自分自身を見つめることにより、自分の間違いに気づかされ、今、それに向かって努力しております。自分の心情により笑顔ができないこともあります。でも、自分で気づいたことなので、その時の気持ちに流されず、絶えず笑顔で挨拶ができるように
心がけていきたいと思っています。

職員スピーチNo.21
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。

今日は現在、私が感じていることを少しお話したいと思います。

先日、新入職員歓迎会がありましたが、私自身も長いブランクを乗り越え、看護師の仕事をさせていただいてから早一年が過ぎました。
入社した日がつい先日のような気がいたします。

この間、医療を取り巻く環境は大きく変わり、ついていくのが精一杯の私にとって、「今までの私の経験は何だったのだろう」と痛切に感じさせられてきました。

パソコンや最新の医療機器など無縁だった私には初めて経験するものばかりで、何度も「ついていけない、もうやめよう」と思い悩むことがありました。しかし、とてもいい仲間に恵まれ、助けてもらって何とか今日までやってこれました。

つい最近のことですが、夜勤当直時、苦痛な一夜を過ごした患者さんが、次の日の朝、「昨日はありがとう」と笑顔を見せてくれました。そのことがとても嬉しくて、「私もまだこの仕事ができるのかなあ」と希望をもらったような気がします。

新しく、大きくなっていく病院で、少しでも自分の存在を感じられるよう、私に残された最後の看護師の仕事として自分自身に何ができるか模索しながら日々頑張っていきたいと思っています。これからもよろしくご指導ください。

職員スピーチNo.20
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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去る1月28日に“C型慢性肝炎さんの為のベストなINF治療を考える”というテーマで虎の門病院の熊田先生の講演がありました。そこで勉強したことを報告します。

2001年にINF・リバビリン治療が6ヶ月間承認されてから、投与期間制限の撤廃、ペグINFα2a、α2bと治療がどんどん進化していっていますが、まだまだ発展段階であって疑問を一つ一つ検証しベストな治療法を確立する研究がされています。

最新のペグINFα2bはα2aより2倍ほど成績が良いということですが、治療を完遂してもらう為には中止例が問題となります。途中中止例は全体の19.2%で5人に1人という結構高い数値です。その中でもINF単独(7.7%)よりリバビリン併用(14%)が2倍高く、併用のほうは副作用が多い・ウイルス量が多いケースに使うという理由もあります。そこで、中止例を少なくするために、早期減量や漸増法(状態に合わせて増減する)があります。
基準はHb14g/dl未満、WBC2500以下の時点です。
進化していくINFに切り替えるときの特徴として、切り替え後 一時的にWBC、血小板の減少がみられるそうです。これを先に患者様に情報提供できるとその後の治療がスムーズです。

ウイルスが陰性化する時期について、早く消えるほど結果が良いかどうかの検証について、24週が一番多いことがわかりました(1・2・3日・1W・1ケ月と頻回に検査して実証)つまり、24週でRNA陽性で、かつALTが異常値を継続するケースについては、併用療法を中止という基準を作っていく動きもあります(研究者は指針を作る働きもしている)

INF著効と無反応はどこが違うのか? 患者側ばかりでなくウイルス側因子の検討をしています。コアRNA領域でアミノ酸配列を調べた結果2箇所に一定の変化があるもの(ウイルス自体が変化している)は、無効率が多い。つまり最初から効果の予測ができる。今まではINFをしてみてウイルス量があまり下がらない、下がったけど消えなかったと言っていましたがウイルスを先に調べる事が出来るようになれば、著効型ウイルスか、無効型ウイルスかの判別が出来るようになりINFの効率を予測することが出来るようになるかも(?)しれません。

次に発癌予防目的のINF長期投与の効果は
患者様に生きる意志がある→INFを続けている→良い結果に
       あきらめがある →中断してしまう  →悪い結果に
精神面が効果を左右するする結果になっています

もし自己注射が可能になったら自宅で夜の投与が可能になります。インスリンの自己注射のようにできる未来が来るかもしれません。朝投与と夜投与で違いがあるか血液データを調べたところ(コルチゾールを1日7回測定)朝型と夜型はあまり関係がなかった。ところが、副作用の自覚症状は(発熱、食思、関節痛、筋肉痛ほか)夜型のほうが1/3~1/2副作用が少なくなっています。これは、副作用の出る時間帯を寝て過ごすので楽であるということです。結論は、22時~24時の投与が最適ということです。当院でも入院中は夜投与がされています。自己注射が可能になれば毎回診療時間内に診察を受ける時間ロスが解消され、生活のQOLアップにつながり、海外出張・長期旅行も可能になります

ハイリスクの方や65歳以上の高齢者が希望して併用療法をするときはインフォームドコンセントで高いリスクを納得してもらわないと事故や訴訟の元になるので、虎の門病院では本人と家族両方の承諾書をもらっているということでした。

研究者は治療と成績のことばかりにとらわれがちですが、もっと患者のほうに目を向けてQOLの向上や、国や個人の経済負担も考え、ある程度のところで線を引き、治療を無効として肝庇護剤の治療に切り替えていくことも考えなければならない。それがベストな治療法につながるといっておられました。未来の話でも実現されそうな気がした夢のある講演でした。
職員スピーチNo.19
No.4~9  No.10~19  No.20~29  No.30~39
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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先日、新聞の記事を見ていると、「あらっ、何のことだろう?」と目を止めずにはいられない言葉が載っていました。
それは、「内視鏡を使わないで」厚生労働省が新指針、と大きく書かれた文章でした。

よく内容を読んでみると、「内視鏡やエックス線を使った検診は自治体などが行う集団検診としては勧められない」とする新ガイドラインをまとめたということでした。これは、検査においてショックや出血など無視できない不利益があるため、集団を対象として実施することは勧められない。ただし、安全性を確保し、不利益を十分説明すれば人間ドックなどで個人を対象に実施するのは可能とした。エックス線も同様で、個人対象の実施は可能ということでした。

私たち医療従事者は患者さんに十分説明し、理解していただき、納得の上で検査・処置を受けてもらうことが大切だと思います。
私は内視鏡前処置の際、患者さんが不安を抱いていたり、初めてという方には検査の流れや呼吸の仕方などを伝えたり、間の会話の中で、再度アレルギーの有無や既往歴、現在の状態、感染症の有無などをお聞きするようにしています。

うちとけた雰囲気の中で少しでも不安を取り除き、リラックスして検査を受けられたら患者さんにも喜んでいただけると思います。つい先日も検査を終えた患者さんから、「今日は楽だったよ!」と言われ、とてもうれしくなりました。

病院も増改築が順調に進み、大きく生まれ変わろうとしています。私も日々学習しながらよりよいものを提供していけるよう努力したいと思います。
職員スピーチNo.18
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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看護の中で“思いやりや優しさをもって看護する”というのは基本としてありますが、まず、人間として“優しさ”というものについて考えてみました。自分が他人の優しさを感じることはできても、人に優しくするというのはなかなか難しいことだと思います。
例えば、何でも与えることが優しさだと思っていたら相手はわずらわしく思っていたり、また、何でも許すことが良いと思っていたら、かえって相手がわがままになってしまったということもあります。「こうして欲しい・・・」と自分の要求は分かっていても、相手の求めることが分からなくて戸惑うことがあります。

ある本に
~~“優しい人”になることは、自分を知って自分が変わらなくてはならないこともあるのです。そして優しさは自分の心を洗い流すことで育まれていくのです。“洗い流す”ということは、見方を変えると相手を許すことでもあり、相手を理解することでもあり、相手をありのまま受け入れるということでもあるのです。相手をありのまま認めることができたとき、初めて信頼が芽生えるのです。~~
と書いてありました。

これは看護も含めて人間として考えさせられるもので、人を理解し、その人の思いを感じ取れるようになるために何よりも自分自身の人生経験を豊かにし、人間的力量を鍛えなければならないと思いました。また、素直な気持ちを持つことも大切なことだと感じました。

職員スピーチNo.17
当病院栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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最近、健康志向の強まる中、野菜ジュースの消費量が増加しているそうです。

日本人の7割が野菜不足に悩んでおり、実際に野菜の消費量は減少を続けています。そんな中、野菜不足解消の切り札として人気が集まっているのが野菜ジュースというわけです。

私もよく患者さんから「野菜ジュースを飲んでいるよ」という声を聞きます。多くの人は野菜ジュースは野菜の代わりになると思っているのです。市販されている野菜ジュースの成分ですが、「1本で1日に必要な野菜の必要量が補給できる」との趣旨の表示がされている複数の銘柄には、実際にはビタミンC,食物繊維、Ca、Fe、などの緑黄色野菜の必要量120gの成分の3割以下という結果が出ているそうです。

つまり、野菜を生で食べて摂取できる栄養成分と、野菜ジュースで摂取できる栄養成分はバランスが違い、野菜ジュースの方が少ないのです。市販品は製造中に野菜汁をろ過し、カスは捨ててあり、味、飲みやすさを追求してあります。
実際はその搾りカスの方に多くの栄養分が残っているのです。自分でジューサーを使い、カスまで捨てずに食べるなら野菜を食べるのと似通った栄養補給になるのですが、これは味が悪くなり、かなり飲みにくいです。

やはり野菜ジュースは手軽ですが、野菜とは成分のバランスが違いますし、野菜は噛むことで脳を刺激し、味覚を楽しむこともでき、また、唾液の効果で消化吸収も促進する役割があるので本物の野菜を食べることを主とし、ジュースはジュースで上手に使い、上手に選んでほしいものです。ただし、本物の野菜の代わりにはならないということもしっかり念頭においてください。

職員スピーチNo.16
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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当病院が実際行っている“清掃内容”を見直そうということで、現在多くの方々と協力して見直しを進めています。
最初に、清掃業務に直接かかわっている看護助手さんや清掃員の方、看護師から話を聞き、実際どのように行われているのか実態を調査しました。その結果とインターネットによる情報や、文献、医師からのアドバイスなどをもとに比較したところ、いくつかの適切でない点、足りない点がありましたので、そのことを看護助手さん、清掃員の方に話して一部方法を変えてもらったり、順番を変えてもらったりしました。

現状では人手不足気味なのでスケジュール通りに行かない日も時々はありますが、少しずつ良い方向に向かっていると思います。

今回、私もこの清掃についてかかわってみて初めて分かったのですが、いつ(例えば何曜日に)、誰が、どこの場所を掃除しているのか、ということをはっきり知りませんでした。他の職員の方にもそのような方がいると思いますが、普段からいかに漠然と清掃作業を眺めていたかと思い、反省しています。

清掃作業というのはとても重要なことなので、他の部署の方も、もう少し清掃に関心を持って
いただきたいと思います。そして、もっと効率的にきちんと清掃できる方法を考えつくようでしたら
ぜひ意見を聞かせてください。

職員スピーチNo.15
当病院栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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情報化社会といわれる現代において、健康に関する情報も日々テレビ、雑誌を通して大量に氾濫しています。患者様からこのような情報に関する質問を受けると、どう回答したら良いのか戸惑ってしまうことも多々あります。私たちは医療従者、また専門職に就く者としてどのようにこれらの情報と付き合っていけばよいのでしょうか?

昨年6月発行の日本栄養士会の会報誌「栄養日本」で、「健康情報を評価するフローチャート」(東北大学大学院医学系研究科社会医学講座公衆衛生学分野助教授 坪野吉孝著)について書かれたものがありましたので、ここでその一部を紹介させていただきたいと思います。

このフローチャートにはステップ1~5までの5段階のチェックポイントが設けてあります。

ある情報を目にした時、まずステップ1として、その情報が個人の体験談などではなく、具体的な研究に基づいたものであるかどうかを確認する必要があります。基づいたものであれば次のステップに進み、そうでなければその情報についてはそれ以上考慮しないものとします。

ステップ2では研究対象について注目します。
対象がヒトであれば次のステップに進みますが、マウスや培養細胞での研究の場合は「興味深い仮説」として話半分に聞いておくのが適当です。

ステップ3では、その情報が学会発表のものか論文報告のものかを確認します。論文として報告される情報は専門誌に掲載される前に2~3人の研究者によって厳しい審査を受ける為、より信頼性の高い情報として頭に入れておきます。

ステップ4では研究デザインに着目します。
対象者をランダムに2グループに分けて、片方にビタミン剤等を投与して癌の発生率をみるといった無作為割付臨床試験や、大規模な集団を長期間追跡調査する、前向きコホート研究は結果の信頼性が高いものと言えます。

最後にステップ5としてその情報が複数の研究によって支持されているものかどうか確認します。されていなければ、その情報が正しいかどうかの判断は留保して他の研究を待つようにします。しかし、これらのステップをすべてクリアしたからといって、いつどこで結果が覆されるか分からないので、常に様々な情報に耳を傾けながら一つ一つを吟味する力が必要なのだと思いました。

職員スピーチNo.14
看護学生のスピーチ内容をまとめたものです。
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今日は看護学校の教室実習で学んだことについて話したいと思います。

今回学んだことは、シーツ交換、ベッドメイキング、寝衣交換の3つです。私は以前、施設で働いていた経験があるので、少しは基本の部分は分かっていたつもりでいましたが、自分が患者さん役をしてみてあらためてもっと注意が必要であるということが分かりました。

シーツ交換では自分は寝たままなので、されるがままというのはとても不安感がありました。ベッドから落ちることはないと分かっていても、横を向けられると怖いし、見えないところでゴソゴソされていると少し心配になってきました。

自分では気をつけているつもりでいても、声かけや、自分や患者さんの体の位置、動き等で患者さんの不安というものは少しでも軽くなるのではないかと思います。

寝衣交換では、衣服の着脱、仕上がり、しわ、たるみのでき方に注意が必要であるということが分かりました。しわやたるみがあるといけないことは分かっていましたが、実際に患者役をしてみると、背中にしわがあると5分くらいで気になって無意識に身体を動かしてしまいます。

本当に介護の必要な患者さんであれば身体を動かすことも難しいのだから注意が必要だと思いました。また、衣服の着脱も、関節を少しでも違う方向へ動かされると、他の部分にも負担がかかり、しんどいものだと実感しました。仕上がりでも、ほんの少しのしわ、たるみ、袖の伸び具合でも、自分自身で直せないので、やはり丁寧にして頂けたらなという思いがありました。

今回、教室実習で基本の見直しと、患者さん役をするということで、援助される側の思い、状態が感じられて良かったです。今後は患者さんの心の動きを少しでも早く気づくことができるように心がけていきたいと思います。

職員スピーチNo.13
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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私が大石病院へ勤めさせていただいてから3ヶ月半が過ぎました。

看護学生時代、精神科に所属し、勤務を続けていたわけですが、看護師の資格を取っても処置や検査介助など看護技術を経験する場が少なくて、なかなか自信がつかず、不安と葛藤の毎日でした。(もちろん精神科では勉強ができなかったということではなく、自分の
目指すところと現状にギャップがあったことが理由です)そこで思い切って一般病院で経験を積んでいこうと決心し、今、この職場で勉強させて
いただきながら働いております。
外科、内科、整形外科、循環器科の疾患や看護について、技術面では輸液ポンプの扱い方、IVHのフィルターのセット方法、胃カメラ・大腸ファイバーの準備、介助、片付け等など、まださわり程度ですが日々学ばせていただいています。

医療も進歩しており、覚えなければならないことだらけです。また、処置やケアの手順に手一杯で患者様の不安にまで気を配ることができない場合がありますが、できる限り笑顔を意識しながら頑張っていきたいと思います。

職員スピーチNo.12
看護学生のスピーチ内容をまとめたものです。

今日は学校で演習した看護技術の一つである“足浴”の話をしたいと思います。“足浴”の目的は単に足部を清潔にすることだけではありません。一定の期間、ゆっくりと足を温湯に浸すことで、血液の循環を促進し、心身を爽快にさせると同時にリラックスさせるので、不眠に対しても有効です。
足浴により、温められた部位の皮膚温は急激に上昇し、足部の血流量は増加します。この時、心拍数はやや緩徐になり、副交感神経が優位になって、リラクゼーション効果をもたらすことが分かっています。皮膚温の上昇は体幹部にまで波及するので、皮膚温は全体に高くなって、血流量も増加します。足浴に関しては、「入眠を促す」「痛みを軽減する」「免疫力を高める」など、研究によって多くの効果が実証されています。

私たちの行った演習の足浴では、麻痺もなく、比較的症状が安定している患者さんを設定し行いました。室温は26度、窓はすべて閉め切った中で体位はファウラー位。足を浸けた時の温度は40度でした。個人差はありますが、大体の方が心地よいと感じる温度は39度から40度といわれています。

足を浸けたまま3分放置し、温度を測ってみると、39.5度。5分で39度でした。この時は下肢全体に温かさが伝わってきました。この状態で足浴をし、8分後には37.9度まで温度の下降がみられました。37.9度では温かな心地よさが伝わりにくかった為、70度のお湯を差し湯することが必要であると考えました。その結果、浸浴時間は皮膚温が最高値を示す10分間が適当であるとされますが、足浴の洗面器の中にケアをする側の手を入れ洗うことは、足を浸すだけの時よりも急激な温度の下降を示すことにより、足を洗う間の6分後くらいには差し湯が必要となる適当な時間であると考えました。

臨床の場では水温計を持ち、足浴をするということはなかなかできないと思いますが、患者さんの心地よい温度を皮膚の感覚で覚え、ケアを提供することは看護の質を高めることにもつながると思います。このような意識を高め、看護ケアを実践していきたいと考えています。

職員スピーチNo.11
当病院栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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5月より褥瘡委員会のメンバーになり、いろいろと勉強させていただいています。その中で今一番感じていることは、“私たちは食事を提供する事ではなく、患者様に提供した食事を食べていただいてはじめて意義があるのだなぁ”ということです。

褥瘡の患者様には摂取エネルギーやたんぱく質、水分が不足しないように気をつけることや、亜鉛や鉄などの微量栄養素が目安量を下回らないように注意する必要があるということが分かりました。
しかし、食べて頂くということはなかなか難しいもので、微量栄養素が多く含まれている栄養補助食品をお出ししても初めのうちは量が多かったりして、全量を摂取してもらうことはできませんでした。

 その後患者様やご家族の方に、“何故この栄養素が必要なのか”を説明した上で味や食べやすい温度、量などを聞いて、冷たく冷やしたり、いろいろな味や種類のものを3回に分けてお出ししたりと試行錯誤を繰り返しています。

 現在は、この栄養補助食品については体調にもよるようですが、全量を摂取されています。今後はエネルギーやたんぱく質にも気をつけていきたいと思います。

職員スピーチNo.10
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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私が入社して早1年2ヶ月が経ちました。この5月より病棟から外来勤務に変わり、環境も少し変わりましたが、回りのスタッフの方に
優しく教えて頂いてスムーズに溶け込めています。

外来で第2診察室などにつかせて頂くこともあり、いかに患者さんの待ち時間を少なくして診察を受けてもらえるように気を配ることはもちろんですが、入院患者さんの指示受けや検査業務など、間に入るタイミングも難しく、もたもたしていると待ち時間を長くしてしまうので、できるだけ自分で“次はこれ、その次はこれ”と順序だてていくようにしています。

病棟にいる時は内視鏡検査も一人では不安な部分もありましたが、外来で鍛えてもらったおかげで一人で自信を持ってできるようになりました。
 今、私は“内視鏡を極める”ということを目標にしています。今度、広島で行われる内視鏡研修会にも参加させて頂くつもりです。一緒にいけるスタッフと勉強してきたいと思います。最近ではオペ室にも入らせていただいて勉強することも多いのですが、ひとつひとつ丁寧に、そして迅速にできるように頑張っていきたいと思います。これからもご指導よろしくお願いいたします。
職員スピーチNo.9
No.4~9  No.10~19  No.20~29  No.30~39
当病院栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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先日、入院患者さんに協力していただき、嗜好調査を行いました。調査の結果について私の感想を述べます。
質問項目は6つあり、、その中の一つで「好き嫌いはありますか?」との質問に対しての答えは「はい」「いいえ」ともに同じくらいの回答数でした。

いくら体に良いと言われても、“嫌いなものは嫌い”、“食べたいものは食べたい”というのが本音だと思いますが、次の質問で「嫌いなものが食事に出たときはどうしますか?」との質問に対して“頑張って食べるように努力している”と答えられた方がわずかで、
“嫌いだからどうしても食べれない”と答えられた方のほうが多かったのです。

この結果から、“食事も治療法の一つである”と考えておられる方は少ないように感じました。そして、患者さんに食事を作り、栄養指導を行う側として、少しショックを受けました。

現在、健康ブームでテレビや雑誌など様々な食や健康に関する情報が氾濫しています。大変結構なことだと思いますし、私も関心を持つ一人です。知識として知ることは大切なことですが、メディアで取り上げていることを鵜呑みにし、それが良いからといって大量に食べ続けたりして偏った食事の仕方をしている人は少し見直す必要があるのでは?と思います。

“嫌いで食べれなかったもの”が体にとって必要で大切な働きをしている。逆に、“好きでたくさん食べ続けていたもの”が実は体をいじめていたという場合もあるのではないでしょうか。

これから栄養指導をする時は今回の調査結果も踏まえて、患者さんに対してストレスを与えない程度に少しずつ上手に工夫して食べていただけるようにし、最終的には全量摂取していただけるように頑張りたいと思います。
職員スピーチNo.8
当病院栄養科職員のスピーチ内容をまとめたものです。
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 少し前の話になりますが、通勤途中、視覚障害者が盲導犬を連れて歩いておられました。私はちょうど信号待ちだったので、見ていたのですが、様子がおかしいのです。
・・・・というのは本来盲導犬は視覚障害者を安全に誘導するように訓練を受けており、障害物、段差、曲がり角など、危険な時、立ち止まることによって視覚障害者に危険を知らせるのですが、その盲導犬は危険物があっても立ち止まらず、危険を教えていないのです。電柱にぶつかりそうになったり、前面の赤信号を渡ったり、左右びっちり車が来ていましたが、幸い事故にはなりませんでした。が、見ていた私はびっくり、ハラハラで盲導犬とはいえない不思議な行動に納得できませんでした。

 そんな頃、盲導犬の一生を描いたNHKテレビ小説“クイール”が映画化され、大の犬好きの私にとっては待ちきれず、公開と同時に観に行きました。この映画の主人公は糖尿病から合併症を引き起こして失明し、神経障害や人工透析と、亡くなられるその間の盲導犬とのストーリーを描いています。いかに現在の世の中に糖尿病予備軍が多いかを訴えていると思います。また、逆に考えれば今の社会が糖尿病になりやすい環境になっている、ということがいえると思います。

 私たちは今まで以上に糖尿病に対して注意する必要があるな~。と思いながら観させていただきました。そして私はこの映画を見て、この間の粗雑な盲導犬に対する答えが分かったのです。

 盲導犬は盲導犬協会で基本的な訓練を受けますが、卒業してから実生活の中で盲導犬としての仕事を果たし続ける為には実生活の中でもスキンシップをやり続けること。本気でほめ、叱ったりすることで犬と人間との間に深い絆ができ、そして可能な限り犬と行動を共にすることで、犬は自分の主人が誰であるかを自覚し、お互いの心の絆はより一層強くなっていき、それが実生活からの仕事に大きな影響を与える。盲導犬協会は犬を訓練したり、その後の補佐はできても、実生活では当事者がはぐくんでいって深い絆によって仕事が成り立っている。ということをこの映画を通じて勉強させていただきました。
職員スピーチNo.7
当病院医事課職員のスピーチ内容をまとめたものです。

おはようございます。医事課の佐﨑です。皆さんは新丁寧語というのをご存知でしょうか?
これは、数年前から若者の間で広まった新しい、間違った丁寧語のことです。
例として
「~でよろしかったでしょうか?」会計をするときに、「○○円からお預かりいたします」また、「~の方(ほう)」
といった言葉があげられます。
「よろしかったでしょうか?」という言葉はついついよく使ってしまうのですが、「よろしいでしょうか?」でも押し付けがましさを感じるのに、過去形で使用されるとよけいにその度合いが高まると感じる人が多いと新聞の記事に掲載されていました。
私たち事務部門では、以前、副事務長から、お金を預るときに「○○円からお預かりします」というのは正しくない使い方であると指摘されて改善しました。

私は新丁寧語を聞き慣れてしまっているせいか、違和感もなく、正しい言葉だと思って使っている場合もあるかも分かりません。もし、その言葉使いはおかしいのでは?と感じることがあれば教えて頂けたらありがたいです。これからも、患者さんに不愉快な印象を与えないような丁寧な接遇、応対を心がけていきたいと思います。


職員スピーチNo.6
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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スギ・ヒノキの花粉症についてお話します。
先日、主人から花粉のマスクを買っておいてくれと言われて、あぁ、もうそんな季節なんだと思いました。

今年の花粉の状況はどうかなと思って調べましたところ、量的には昨年より少なくなると書いてありました。どうしてかというと、昨年は6月から7月の気温が低く、降水量が多かったので、杉の花芽が少ないそうです。秋、冬に調査した実際の数も少なかったようですので、花粉量は確実に減るといわれています。

しかし、もうできている花芽は気温によって開花しますので、飛び始める時期は例年と変わらないそうです。ここ福山は2/10~2/20ごろから飛び始めると予報されています。

花粉が少ないからといって、過敏な人の症状はあまり軽くはならないようですが、病院に来る人の数は昨年より減るかもしれません。
昨年の10分の1程しか飛ばない地域もあるようです。

今や季節のものとなった花粉症は、デフレ不況の中、経済効果は46億円といわれています。空気清浄機が一番もうけるようですが、花粉症用のマスクやゴーグル、目、鼻の洗浄器や今年は清涼飲料水に漢方系のものや、ミント系のものが大きく宣伝されています。

杉は建築用材として使われていますので、人の手で植えて育てられていますが、林業試験場で調べたところ、花粉の少ない杉があるそうです。「河北4号」という杉は高品質な上、一般の杉と比較して、1%以下の花粉量であるらしいです。これを茨城県の法人が支援して、挿し木して出荷するのを応援しています。これからは国もそういう方面を支援してほしいと思います。

私たちが携っている医療だけでなく、各方面からの研究と努力が、今や国民の2割近くの人が苦しんでいる花粉症に立ち向かっていることを知りました。
職員スピーチNo.5
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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スギ・ヒノキの花粉症についてお話します。
先日、主人から花粉のマスクを買っておいてくれと言われて、あぁ、もうそんな季節なんだと思いました。

今年の花粉の状況はどうかなと思って調べましたところ、量的には昨年より少なくなると書いてありました。どうしてかというと、昨年は6月から7月の気温が低く、降水量が多かったので、杉の花芽が少ないそうです。秋、冬に調査した実際の数も少なかったようですので、花粉量は確実に減るといわれています。

しかし、もうできている花芽は気温によって開花しますので、飛び始める時期は例年と変わらないそうです。ここ福山は2/10~2/20ごろから飛び始めると予報されています。

花粉が少ないからといって、過敏な人の症状はあまり軽くはならないようですが、病院に来る人の数は昨年より減るかもしれません。
昨年の10分の1程しか飛ばない地域もあるようです。

今や季節のものとなった花粉症は、デフレ不況の中、経済効果は46億円といわれています。空気清浄機が一番もうけるようですが、花粉症用のマスクやゴーグル、目、鼻の洗浄器や今年は清涼飲料水に漢方系のものや、ミント系のものが大きく宣伝されています。

杉は建築用材として使われていますので、人の手で植えて育てられていますが、林業試験場で調べたところ、花粉の少ない杉があるそうです。「河北4号」という杉は高品質な上、一般の杉と比較して、1%以下の花粉量であるらしいです。これを茨城県の法人が支援して、挿し木して出荷するのを応援しています。これからは国もそういう方面を支援してほしいと思います。

私たちが携っている医療だけでなく、各方面からの研究と努力が、今や国民の2割近くの人が苦しんでいる花粉症に立ち向かっていることを知りました。
職員スピーチNo.4
当病院看護師のスピーチ内容をまとめたものです。
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スギ・ヒノキの花粉症についてお話します。
先日、主人から花粉のマスクを買っておいてくれと言われて、あぁ、もうそんな季節なんだと思いました。

今年の花粉の状況はどうかなと思って調べましたところ、量的には昨年より少なくなると書いてありました。どうしてかというと、昨年は6月から7月の気温が低く、降水量が多かったので、杉の花芽が少ないそうです。秋、冬に調査した実際の数も少なかったようですので、花粉量は確実に減るといわれています。

しかし、もうできている花芽は気温によって開花しますので、飛び始める時期は例年と変わらないそうです。ここ福山は2/10~2/20ごろから飛び始めると予報されています。

花粉が少ないからといって、過敏な人の症状はあまり軽くはならないようですが、病院に来る人の数は昨年より減るかもしれません。
昨年の10分の1程しか飛ばない地域もあるようです。

今や季節のものとなった花粉症は、デフレ不況の中、経済効果は46億円といわれています。空気清浄機が一番もうけるようですが、花粉症用のマスクやゴーグル、目、鼻の洗浄器や今年は清涼飲料水に漢方系のものや、ミント系のものが大きく宣伝されています。

杉は建築用材として使われていますので、人の手で植えて育てられていますが、林業試験場で調べたところ、花粉の少ない杉があるそうです。「河北4号」という杉は高品質な上、一般の杉と比較して、1%以下の花粉量であるらしいです。これを茨城県の法人が支援して、挿し木して出荷するのを応援しています。これからは国もそういう方面を支援してほしいと思います。

私たちが携っている医療だけでなく、各方面からの研究と努力が、今や国民の2割近くの人が苦しんでいる花粉症に立ち向かっていることを知りました。