平成27年3月23日(月曜日)糖尿病教室“続けていきたい体にいいこと”
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日 時:3月23日(月)13時30分~
場 所:東館3階多目的ホール
テーマ: “続けていきたい体にいいこと”
講 師:大石 菜摘子(内科医師)

糖尿病治療や合併症予防のために、続けてもらいたいことをお話しします。
何か新しく続けられそうなものが見つかるかも?



   
本日の講師は糖尿病内科「大石菜摘子医師」 『高齢期に向けた備えに関する意識調査・・・・必要なこと・心がけていること』(平成25年度:内閣府より)
全国の35才~64才の男女6000人対象で有効回答率45.1%→2707人から回答
1位:散歩やスポーツ・運動をする 2位:規則正しい生活を送る 3位:休養や睡眠を十分とる
4位:栄養のバランスのとれた食事をとる 5位:健康診断などを定期的に受ける・・・・ 
     
食事や栄養のバランスが大切です 速歩き 10分1000歩で1km
消費されるカロリーは体重の半分

走ると消費カロリーは倍
自転車は速歩きと同じ効果
《症例紹介》
昨年8月にノルディックウォーキングを始めた当院患者さん
内臓脂肪が減り、HbA1cが低下したことにより
薬物をすべてやめることができました。
     
 糖尿病の合併症は血管病
(しめじ・えのき)
 熱心にパンフレットを見入る患者さん  糖尿病治療は中断することなくしっかりと~
途中でやめちゃだめ!(啓発ポスターより)
     
『糖尿病の治療を中断している患者さんの調査から』 ●対象:当院通院中の糖尿病患者さん331人 ●期間:平成25年9月1日~26年8月31日 
●受診予定日から2カ月以上治療を中断している患者さんにハガキを出して治療を呼びかけた→治療中断率は約10%(33人)→受診勧奨した患者さん22人→再受診された患者さん8人 
   
調査から、糖尿病羅病歴・通院歴が比較的短い患者さんが多く、年齢は若い方が多い(40歳代が半分以上を占めている)ことがわかりました。
   
 中断理由は様々 再受診の動機・きっかけも様々ですが、糖尿病治療目的以外での受診も多く見受けられました。 糖尿病教室を始めて13年。糖尿病友の会“オレンジ”を立ち上げてから10年が経過。現在会員数が52名。
4月からの新規会員募集中です!!
 
平成27年1月26日(月曜日)糖尿病教室「薬物療法」
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日 時:1月26日(月曜日)13:30~
場 所:東館3階多目的ホール
テーマ:「知って安心 お薬の話」  
講 師:薬剤師

《ミニレクチャー》
 サンメディカル薬局 薬剤師による「糖尿病 最近の話題」
 内科医師による「糖尿病新薬で脱水症~お薬って やっぱり危険?~」 

     
開会のあいさつは糖尿病内科の菜摘子先生 「糖尿病 最近の話題」講師はサンメディカル薬局 薬剤師のIさん
低脂肪ヨーグルトで糖尿病の発症リスクが低下した事例など・・
新しい話題をレクチャーしてくださいました。
     
本日の講師は当病院 薬剤師
糖尿病治療の目的は、日常生活の維持と健康寿命の確保です。クイズに答えながら楽しく学びましょう!
糖尿病教室クイズ1
○○療法と、○○療法がうまく行っていると、
おくすりがよく効きます。 
正解は裏画面 
     
糖尿病治療のきほんのき→「食事療法」と「運動療法」は車の両輪のようなものです。
最小限のお薬で、最大限の効果を!
 
復習です!低血糖の症状は「はひふへほ」 
正解は裏画面
     
糖尿病教室クイズ3
○○○○をしている人の方が、「毎日楽しく」過ごし、
「自分は幸せ」と感じている
 正解は裏画面
 血糖測定3点セットとは、1.低血糖 2.食前 高血糖 3.食後 高血糖 
血糖測定のABCは、「気づく」「行動を振り返る」「次に活かす」  血糖測定も楽しく暮らすための手段のひとつです。
     
糖尿病クイズ5
Under 25: normal 
この数字はなんでしょう?
 正解は裏画面
 糖尿病教室クイズ6
世界には、注射しないインスリンがある? 
正解は裏画面
内科医師によるミニレクチャー
「糖尿病新薬で脱水症~お薬って やっぱり危険?~」 

 
平成26年11月14日(金曜日)糖尿病教室「運動療法」
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日 時 : 11月14日(金)13:30~
場 所 : 東館3階多目的ホール
テーマ:『糖尿病の運動療法』
講演① 『運動でおこる体の痛み』   講師:副院長(整形外科)大石 豪彦
講演② 『糖尿病の運動療法』         講師:院長(消化器外科)大石 明彦

     
大石豪彦 副院長(整形外科)による講演『運動で起こる体の痛み』  
     
イラストやレントゲン写真、MRI画像等を使って様々な「痛み」について解説しました。 来年1月より東芝製 新型MRIが稼働する予定です! 

     
大石明彦 院長(消化器外科)による講演 『糖尿病の運動療法』
     
  運動の頻度  いい運動の3条件 

 
     
管理栄養士によるクイズ~1単位(80Kcal)を選んでみましょう!~ 
白衣の二人は大学からの実習生です)
 正解は裏画面にあります
(写真をマウスでなぞってください)
     
 ちなみに・・・干し柿は果物ではありません 良好な血糖コントロールのためにも果物の正しい1単位を覚えておきましょう! 
     
 
平成26年9月30日(火曜日)糖尿病教室「食事療法」
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日 時:9月30日(火曜日)午後1時30分~2時30分
場 所:東館3階多目的ホール
テーマ:「糖尿病の食事療法」
       CKD(腎不全)総選挙!!目指せ 腎臓元気度 上位入賞!
講 師:管理栄養士 
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糖尿病の三大合併症の一つである「糖尿病性腎症」は、適切なコントロールと減塩により、進行を遅らせ、
透析導入を予防することができます。
もう一度「糖尿病性腎症」と関係の深い「食事療法」についておさらいしましょう。

     
本日の講師は管理栄養士
タイトルは“CKD総選挙”
「目指せ腎臓元気度上位入賞!」 
まずは、おさらいから
糖尿病3大合併症の頭文字から→“し・め・じ”
神経障害・網膜症・腎症
腎臓はどこにある?
位置と形について学びました 
     
 “糖尿病性腎症”について詳しく解説 “慢性透析患者の推移”
日本人の405人に1人が透析を受けています 
 糖尿性腎症にならない・進行させないためには
“減塩・早期発見・血糖値の管理”が大切
     
 本日参加いただいた皆さんに
“塩分チェックアンケート”を記入していただきました
“塩分摂取の傾向は???”
 アンケート結果から合計点を集計し、自分がどこに当てはまるか確認して頂きました
     
日本人の1日あたり平均食塩摂取量は
国の目標値よりも男性で2.3g、女性で2.1g多いです
塩分1gはこんなに少ない量なんです!  問題①:塩分の多い順に並べかえてみましょう!
“キムチ30g・たくあん3切れ・こんぶ佃煮5g・
梅干し1個・めんたいこ1/2個”

(正解は裏画面にあります)
   
問題②:塩分の多い順に並べかえてみましょう!
“粗挽きソーセージ1本・ロースハム1枚・はんぺん1枚・
かまぼこ2切れチーズ1切れ

(正解は裏画面にあります)
問題③:塩分の多い順に並べかえてみましょう!
“きつねうどん・にぎり寿司10貫・牛丼(並)・
しょうゆラーメン・カレーライス” 

(正解は裏画面にあります)
問題④:塩分の多い順に並べかえてみましょう!
“焼き肉のたれ・味ポン・顆粒だし1袋・
濃い口しょうゆ・マヨネーズ”
(正解は裏画面にあります)
   
『食卓でできる!無理なくおいしく減塩生活』
 ・習慣的にしょうゆをかけない
 ・食べ過ぎに注意
 ・見えない塩分に気を付ける
 ・ラーメン・うどんなどの麺類のスープは飲み干さない
 ・汁物は1日1杯まで
『まとめ』
糖尿病性腎症は、初期は何の症状もなく進行し、気づいたときには腎機能の半分以上は機能を失い、放置しておくと透析治療は避けられないという恐ろしい合併症。

良好な血糖コントロールと定期的な尿検査や採血による早期発見、また、減塩による高血圧の解消により、進行を遅らせることが可能。
不安に思ったら、主治医の先生、外来看護師や栄養士にいつでもご相談ください。
糖尿病内科 大石菜摘子医師による閉会の挨拶 』

10/19(日曜日)にびんご運動公園にて開催予定の
“おのみち糖尿病ウォークラリー”参加の呼びかけも・・・

次回の糖尿病教室は11/14(金曜日)
『糖尿病の運動療法』です!

 
 平成26年7月14日(月曜日)糖尿病教室「低血糖・フットケアについて」
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日 時:7月14日(月曜日)午後1時30分~2時30分
場 所:東館3階多目的ホール
テーマ:「低血糖・フットケアについて」
  “気づいていますか 低血糖” 
  “本当はこわい 熱中症”  
  “ちょっと 足 見せて”  
  “気になる話題 認知症”
講 師:看護師(4つのタイトルを4人の看護師が講演)
今回は看護師が、低血糖、フットケアの他、熱中症のお話や、
認知症に関する話題についてもお伝えします。当日は、足を見せてくださいね。

     
 開会のあいさつは糖尿病内科
大石 菜摘子先生
“気づいていますか 低血糖”について
講演するN看護師 
2014年6月30日に起こった大阪 御堂筋での
車による事故の原因は低血糖? 
     
 SU剤を服用している場合は回復後も要注意
ブドウ糖10gに加えて1単位程度の捕食が必要です
会場入り口に、ブドウ糖が含まれているお菓子を展示  “本当はこわい 熱中症” について
講演するW看護師
     
 熱中症になりやすい人は・・・ ペットボトル症候群を引き起こすイメージ  熱中症予防のまとめです 
     
 市販されているスポーツドリンクには
スティックシュガー11本分の砂糖が入っています
“フットケア”「ちょっと足 見せて」 について
講演したのはS看護師
毎日足の観察をすることが大切
実際に自分の足を観察してみましょう! 
     
看護師が患者さんの足を観察しました 正しい爪の切り方  “気になる話題 認知症”につて
講演したのはS看護師 
     
 日本の人口推移を表すグラフ インスリンと認知症のかかわりについて  認知症は3型糖尿病と呼ばれるようになってきています
     
 認知症テスト アルツハイマー型認知症になりにくい生活習慣を   予防だけでなく積極的に脳を鍛えましょう
 
平成26年5月26日(月曜日)糖尿病教室『ニセ科学、ニセ情報に騙されないための糖尿病教室』
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日 時:5月26日(月曜日)13時30分~
場 所:東館3階多目的ホール
テーマ:「ニセ科学、ニセ情報に騙されないための糖尿病教室」
講 師:大石 菜摘子(内科医師)
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「アルカリ食品はからだにいい!?」「○○水が活性酸素を取り除いてくれる!?」「血糖値を下げてくれるサプリメント!?」
友人にすすめられた・・・。 ドラッグストアで売っていた・・・。 テレビで言っていた・・・。など
その情報は本当でしょうか・・・? 私だけは絶対に騙されない・・・?
皆さん一緒に考えてみましょう。

   
本日の講師は糖尿病内科の大石菜摘子Dr 平成26年5/22(木)~5/24(土)に大阪で開催された
第57回日本糖尿病学会年次学術集会に行ってきました。
「糖尿病」と「糖尿病予備軍」の合計は2,050万人(2012年)
2007年と2012年を比較すると少しだけ減少していますが、
国の人口の約16% を占めています。
   
糖尿病の発症の要因は、大きく分けて2つ。①何らかの原因による膵B細胞からのインスリン分泌の低下。②末梢組織におけるインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性)。
糖尿病と分かったときには・・・・β細胞機能は約半分に落ちているといわれています。
   
“酸化ストレス”も 原因の一つ
抗酸化物質といわているポリフェノール、ビタミンE、
カロチンを含む食品も、摂り過ぎはよくないですね。
・サプリメントは、健康補助食品 薬ではありません。
・薬ではないので薬効はありません。
・薬効を謳ったら薬事法違反・不当表示防止法に抵触します。 
サプリメントもいろいろです。
宣伝や情報を鵜呑みにしないで、表示をよく読んで
買い求めましょう。
   
今話題の「亜鉛」は牡蠣に多く含まれています。
サプリメントの中には牡蠣殻からつくる貝カルシウムが
ありますが、人の体では消化、吸収できません。
「サプリメントのまとめ」  講演終了後の質疑応答と閉会の挨拶 
次回は7月28日(月曜日)開催予定。
テーマは「シックデイ・フットケア」です。